リオティント 2026年度上半期の業績を発表


2026/07/29

業績の大幅な改善により、株主還元を拡大

適切なコモディティ、世界クラスの資産、着実な実行力

リオティントCEOのサイモン・トロットは、次のように述べています。「当社は上半期に業績の大幅な改善を実現し、良好なコモディティ価格と相まって、特別項目調整後のEBITDAは28%増、フリーキャッシュフローは75%増となりました。 

成長に向けた継続的な投資により、銅換算生産量¹は3%増加しまた。銅、アルミニウムおよびリチウムは、特別項目を調整したEBITDAの50%を超え、ポートフォリオの多様化はさらに強化されました。

当社の好調な業績は、事業全体での生産性向上の加速に支えられています。すでに8億7,000万ドルの生産性向上効果を実現しており、年末までに年率換算18億ドルを達成する見通しです。この複数年にわたるプログラムにより、今後さらに大きな効果が期待されます。

強固なキャッシュ・フローとバランスシートにより、当社は34億ドルの中間普通配当を宣言することが可能となりました。これは43%の増加であり、引き続き高いリターンが見込まれる成長投資を進めていきます。」

1. エグゼクティブサマリー

  • 上半期の銅換算生産量は3%増加しました3。主要コモディティの増産に加え、鉄鉱石(シマンドゥ)およびリチウムにおける主要成長プロジェクトの着実な推進が、この成果を下支えしました。
  • 財務業績は大幅に改善しました。特別項目調整後のEBITDA3は148億ドル(前年比28%増)、フリーキャッシュフロー3は38億ドル(同75%増)となりました。
  • リオティント株主に帰属する税引後当期純利益は67億ドル(同47%増)となりました。特別項目調整後の純利益3は69億ドル(同43%増)となり、使用資本利益率(ROCE)3は17%となりました。税金および政府ロイヤルティの支払額は56億ドル²でした。 
  • 力強いキャッシュ創出を実現しました。営業活動によるキャッシュフローは92億ドル(同32%増)となり、強固なバランスシートを維持しながら、世界クラスの成長案件への継続的な投資を支えています。
  • 中間普通配当は34億ドル(前年比43%増)となり、中間配当性向は50%となりました。

20266月半期決算

2026 

2025 

増減 

営業活動によるネット・キャッシュフロー(百万米ドル)

9,173

6,924

32%

リオティント持分ベースの設備投資3(百万米ドル)

5,037

4,504

12%

フリーキャッシュフロー3(百万米ドル)

3,834

2,185

75%

連結売上高(百万米ドル)

31,028

26,873

15%

特別項目を調整した EBITDA3(百万米ドル)

14,826

11,547

28%

特別項目調整後の純利益3(百万米ドル)

6,851

4,807

43%

リオティント株主に帰属する税引後当期純利益2(百万米ドル)

6,664

4,528

47%

特別項目を調整した 1 株あたり利益(EPS3(米セント)

421.4

296.0

 42%

1株あたり普通配当(米セント)

211.0

148.0

 43%

使用資本利益率(ROCE3

17%

14%

+3pp

純負債3(百万米ドル)

2026630

14,061

2025年12月31日
14,362

(2)% 

2. 当社の戦略的柱:潜在力の最大化

働き方を変革し、業績の大幅な改善を実現します。

人と安全を最優先

  • 上半期にシマンドゥおよびケネコットで、痛ましくも2名の同僚を失いました。安全は引き続き当社の最優先事項です。当社はあらゆるレベルで安全への取り組みを一段と強化し、基準を簡素化・強化することで最も重要な事項に集中するとともに、コンプライアンスにおける規律を徹底しています。2026年上半期の全傷害発生率(AIFR)は40でした。
  • リオティント・マネジメント・オペレーティング・システム(MOS)を7月1日に導入しました。これは、安全、リスクおよび基準、人とリーダーシップ、計画と業績に関する当社共通のアプローチを定義する統合システムです。

操業の卓越性

  • 2026年上半期の銅換算生産量1は約3%増加しました。これは、力強い操業実績と、オユトルゴイの銅を含む主要成長プロジェクトの生産能力拡大によるものです。ピルバラでは2018年以来最高の上半期鉄鉱石生産量を達成し、アルミニウム事業も好調な業績を維持しました。
  • 生産性向上プログラムが勢いを増しています²。上半期に年率換算13億ドルを達成し、年初来で8億7,000万ドルを実現しました。2026年末までに年率換算18億ドルを達成することを目標としています。本プログラムは、2030年までに銅換算数量で約3%の生産増、および操業単位コストの年平均成長率(CAGR)約4%の削減を実現する道筋を支えるものです⁴。

プロジェクトの実行

  • シマンドゥ:4月に高品位鉄鉱石の初販売を達成しました。シムファー鉱山の建設と港湾インフラはいずれも現在4分の3超が完了しており、第1四半期には鉄道の全面試運転を完了しました。
  • ピルバラ:3つの鉄鉱石代替鉱山は予算内で進捗しており、2027年の初出荷に向けて順調に進んでいます。
  • リチウム:フェニックス1Bおよびサルデビダは計画を前倒しして初生産を達成しました。またリンコンのフルスケールプラントの建設も進捗してます。これらは、2028年までに炭酸リチウム換算で年間約20万トンの生産能力に向けた拡張を支えます。

資本規律

  • ポートフォリオ管理、インフラおよびおよびその他の施策を通じて、2026年末までに50億から100億ドルのキャッシュ創出が順調に進捗しています5
  • 強固なバランスシートにより、中間配当の配当性向50%を支えています。

サステナビリティとソーシャル・ライセンス

  • 脱炭素化:2030年までにスコープ1および2排出量を2018年基準比50%削減する道筋を描いています。これは、これらの解決策を支える第三者プロジェクトの適時の実施と商業協議の完了に依存しており、いずれも同日までの達成を保証するものではありません。
    • CO2排出量:2026年上半期のスコープ1および2排出量は15.9Mt CO2eで、2018年基準比14%の削減に相当します。
    • オユトルゴイ銅鉱山: 中国国家電力投資集団(SPIC)との提携のもと、2025年10月から導入している91トンクラスのバッテリー交換式電動運搬トラック8台の実証試験は、折り返し地点を迎えました。
    • ピルバラ鉄鉱石事業: 主な進捗は以下のとおりです。
    • 鉱山車両の電動化: ピルバラ鉱山車両:BHPおよびキャタピラーと提携し、鉱山現場でバッテリー式電動大型トラックの試験を実施しました。
    • また、実際の操業条件下においてバッテリー電動ローダーの12か月間の試験を開始しました。引き続き、技術の実用化が最大の課題となっています。
    • 再生可能ディーゼル: 2025年にピルバラでの利用について有効性を確認しました。クイーンズランド州ではポンガミアを活用した実証プロジェクトを継続しており、新たなバイオ燃料サプライチェーンの構築を目指しています。
    • 再生可能電力:インジバンディ・エネルギー・コーポレーションとの30年間の電力購入契約に基づき、75MW太陽光発電プロジェクトの資金調達を完了しました。建設は2026年に開始し、2028年の稼働開始を予定しています。
  • パシフィック・アルミニウム事業:3月、ボイン・アルミニウム製錬所の操業を少なくとも2040年まで延長する可能性を支援するため、10年間で20億豪ドルの政府資金パッケージを確保しました。これは、クイーンズランド州の開発事業者との間で引き受けた75億豪ドルの新たな再生可能エネルギーおよび蓄電契約を基盤としています。

*リリース内のドル表記は特記がないものは米ドルです。

*表中の注釈については英文リリースをご参照ください